明日の日曜日に東京競馬場で牝馬クラシック第二弾、第83回優駿牝馬(オークス)(GI)が行われます。先日の牝馬クラシック第一弾の桜花賞ではスターズオンアースが勝ちましたが、このオークスではどのような結果になるのか?
そして、今年のオークスには桜花賞馬のスターズオンアース、桜花賞2着のウォーターナビレラを始めとして桜花賞上位馬が複数参戦してきており、また別路線からの参戦もあるため中な力の比較が難しくなりそうですが、過去データではどうなっているのか?について解説します。
オークスの過去10年間のデータ
ここからは、オークスの過去10年間における各種データを分析した結果について解説していきます。
6枠の出番なし
過去10年間で6枠から出走した馬は延べ20頭いますが、20頭全てが4着以下に敗れています。ちなみに、昨年のオークスでは6枠に入った1番人気のソダシが8着に敗れています。
当日1~3番人気
過去10年間で、当日1~3番人気で9-5-5-11と勝率30.0%、連対率46.7%、複勝率63.3%とかなり良い成績を収めています。特に、この人気帯では過去10年間で9勝している事から、馬券の中心は当日1~3番人気の中から選んだ方が良さそうです。
栗東所属騎手が優勢
過去10年間で、栗東所属騎手の成績は10-4-6-66と全10勝を挙げています。栗東所属騎手には要注意です。
前走桜花賞&フローラS組が優勢
過去10年間で3着以内に入った馬30頭中16頭が前走桜花賞からの参戦で7勝2着5回3着4回となっています。また、前走フローラSからの参戦は8頭で1勝2着4回3着3回となっているため、前走レース別では桜花賞、フローラS組が優勢と言えます。
前走桜花賞組は4番人気&3着以内
前走が桜花賞だった馬16頭のうち、14頭が桜花賞で4番人気以内に支持されており、また12頭が桜花賞で3着以内に入っていました。(昨年オークス2着のアカイトリノムスメは桜花賞4番人気4着)
前走で桜花賞を使っていた馬は、上位人気&上位着順が必須となっています。
前走フローラS組は3着以内
前走がフローラSだった馬のうち、7頭がフローラSで3着以内に入っていました。前走フローラS組で3着以内に入っていた馬には注意が必要です。
前走1~4番人気
過去10年間で3着以内に入った馬30頭中26頭が、前走で4番人気以内に支持されていました。前走である程度上位人気に支持されている必要があります。
前走1~3着以内
過去10年間で3着以内に入った馬30頭中24頭が、前走で3着以内に入っていました。前走で上位着順に入っている必要がありそうです。
前走4角3番手以内は不振
過去10年間で3着以内に入った馬30頭中4頭が、前走4角3番手以内でレースを進めていました。流石は東京競馬場でのG1レース、先行馬には厳しいレースと言えそうです。
キャリア5戦以内の馬
過去10年間で3着以内に入った馬30頭中25頭が、オークスまでのキャリアが5戦以内でした。オークスまでに数多くレースを使っていた馬は割引が必要です。
前走着差1.0秒以上で負けていた馬は不振
過去10年間で3着以内に入った馬30頭中28頭が、前走で勝つ、または負けていても着差が0.9秒以内でした。前走で勝馬から1.0秒以上離されて負けてた馬では厳しいと言えます。
オークスのデータまとめ
オークス2022における過去データを分析した結果、好走する条件は主に下記の通りとなっています。
[box class=”green_box” title=”オークス2022″]●6枠は不振
●当日1~3番人気が狙い目
●栗東所属騎手が優勢
●前走桜花賞組は4番人気&3着以内
●前走フローラS組は3着以内
●前走1~4番人気&1~3着馬が優勢
●前走4角3番手以内は不振
●キャリア5戦以内の馬
●前走で勝馬から1.0秒以上離されていた馬は不振[/box]
これらの好走条件を踏まえてぽんちゃんの勝手きままな印は下記の通りです。(枠順発表後に掲載)
◎サークルオブライフ
〇アートハウス
▲エリカヴィータ
△スターズオンアース
△ウォーターナビレラ
△プレサージュリフト
穴ナミュール
オークス20222022の結果
1着 △スターズオンアース
2着 無スタニングローズ
3着 穴ナミュール
単勝 18 650円
馬連 2-18 8,150円
3連複 2-8-18 19,360円
今年のオークスは3番人気のスターズオンアースが道中は中団追走から最後の直線では大外に持ち出して差し切り勝ちを収めました。大外枠、乗り替わり、過去6戦消化など、いくつかあった不利なデータを吹き飛ばしての2冠達成はお見事というしかありません。
一方、一番人気のサークルオブライフは、スタート時間の遅延&スタート直後の不利など諸々な条件が重なって12着と大敗しました。この馬は、まだ精神的に幼い面があるので、今後は精神面の成長がカギを握ってくると思われます。