今週日曜日に阪神競馬場では第38回マイルチャンピオンシップ(G1・芝1,600m)が行われます。昨年、一昨年と2年連続でグランアレグリアが制したこのレース、今年は上位馬拮抗となりそうな予感です。
3歳馬ではセリフォス、ダノンスコーピオン、マテンロウオリオン、古馬勢ではシュネルマイスターやソダシ、サリオス、ダノンザキッドなどなど有力馬が五指に余る展開となっています。
ここに挙げた馬はどの馬にも勝機がありそうですが、果たして過去データではどのような感じになっているのでしょうか?
マイルチャンピオンシップの過去10年間のデータ
ここからは、マイルチャンピオンシップの過去10年間における各種データを分析した結果について解説していきます。
当日1~5番人気
過去10年間で、当日1~5番人気の成績は9-10-6-25で勝率38.0%、複勝率50.0%となっています。そのため、馬券の中心には当日1~5番人気が良さそうです。
前走G1出走組は当日4番人気以内
過去10年間で前走でG1に出走していた馬の成績は5-2-2-24と勝率15.2%、複勝率27.3%となっており、前走がG3やG2だった馬に比べてかなり良い成績となっています。そのため、前走でG1を走っていた馬には注意が必要です。
また、過去10年間で3着以内に入った馬全30頭中、前走でG1を走っていた馬はのべ9頭で、9頭全てが当日4番人気以内に支持されていました。そのため、前走でG1を走っていた馬で当日5番人気以下の馬には厳しいレースと言えそうです。
前走G2は前走3着以内
過去10年間で3着以内に入った馬全30頭中、前走でG2を走っていた馬はのべ15頭で、うち12頭が前走で3着以内に入っていました。(残りは4、4、5着)
前走1~4番人気
過去10年間で3着以内に入った馬全30頭中、前走で1~4番人気以内だった馬はのべ26頭となっており、9勝2着10回3着7回となっています。
そのため、前走で5番人気以下だった馬には厳しいレースとなっています。
前走着差は0.9秒以内
過去10年間で3着以内に入った馬全30頭全てが前走で勝っているか、または負けても勝ち馬から0.9秒以内でした。
そのため、前走で1.0秒以上離されて負けていた馬にはほぼチャンスが無いレースとなっています。
マイルチャンピオンシップのデータまとめ
マイルチャンピオンシップ2022における過去データを分析した結果、好走する条件は主に下記の通りとなっています。
[box class=”green_box” title=”マイルチャンピオンシップ2022″]●当日1~5番人気
●前走G1組は当日4番人気以内
●前走G2は前走3着以内
●前走1~4番人気
●前走着差は0.9秒以内[/box]
これらの好走条件を踏まえてぽんちゃんの勝手きままな印は下記の通りです。(枠順発表後に掲載)
◎セリフォス
〇ソダシ
▲ダノンスコーピオン
△シュネルマイスター
△ソウルラッシュ
穴ダノンザキッド
マイルチャンピオンシップ2022の結果
1着 ◎セリフォス
2着 穴ダノンザキッド
3着 〇ソダシ
単勝 10 920円
馬連 3-10 11,870円
3連複 3-6-10 20,530円
今年のマイルチャンピオンシップは6番人気のセリフォスが道中後方を追走して最後の3ハロン33.0秒という驚異的な末脚で先行各馬をまとめて交わして待望のG1初制覇を飾りました。マイル界の新星が誕生した瞬間ですね。