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今週日曜日の東京競馬場11Rで、第59回アルゼンチン共和国杯(G2)が行われます。このレースは、11月の最終週に行われるジャパンカップに向けてのステップレースともなっているため、ジャパンカップを目指している馬はもちろん、長距離自慢の馬も出走してきます。
また、長距離のハンデ戦という事も有り、中々一筋縄ではいかないレースかと思いきや、比較的人気馬が馬券に絡んでいるレースとなっています。
アルゼンチン共和国杯の過去10年間のデータ
ここからは、アルゼンチン共和国杯(東京芝2,500m)の過去10年間における各種データを分析した結果について公開していきます。
枠番別
2枠・5枠・6枠の出現率が良く、それ以外の枠の出現率にはあまり大差がありませんが、3,7,8枠の成績はあまり良くありません。
当日の人気別
1番人気は(2.2.1.5)、2番人気は(4.0.0.6)、3番人気は(3.1.5.1)と、1~3番人気で(9.3.6.12)となっており、勝率30.0%、連対率40.0%、複勝率60.0%と高い数字を誇っています。また、1~4番人気でも(9.7.6.18)と、連対率40.0%、複勝率55.0%となっている事から、馬券の軸は1~4番人気の中から選んだ方が良さそうです。
世代別
世代別では、3歳が(2.0.2.0)で勝率50.0%、複勝率100%で4歳が(5.4.4.25)で勝率13.2%、連対率23.7%、複勝率34.2%となっています。そして、5歳は(1.4.4.41)で6歳になると(2.2.0.29)まで落ち込んでしまいます。
また、7歳以上になると延べ28頭が出走して3着以内は0となっていますので、高齢馬には厳しいレースとなっています。
ちなみに、3歳馬4頭では4頭全てが当日1~3番人気以内、前走も3頭が3番人気以内で1~2着となっています。残りの1頭も日本ダービーで4番人気に支持されていました。(結果は9着)
所属別
所属別厩舎では、関東・関西ともにあまり差がありません。また、所属別騎手では美浦所属騎手が(5.7.7.93)、栗東所属騎手が(4.2.3.28)と、栗東所属騎手が優勢となっています。
斤量別
アルゼンチン共和国杯はハンデ戦という事で、斤量別のデータも記載しておきます。
そこで、斤量別ですが、55.5㎏~57.0㎏が(7.3.0.38)と勝率14.6%、連対率20.8%、複勝率20.8%と一番成績が良いです。そして、57.5㎏~59.0㎏の(1.2.1.14)、53.5㎏~55.0㎏の(2.4.7.48)と続いています。
ちなみに、57.5㎏以上の馬で3着以内に入っている馬4頭全てが、当日1~4番人気以内に支持されています。
アルゼンチン共和国杯の過去10年間の前走データ
ここからは、アルゼンチン共和国杯2021において、前走の各種データ別から見えてきた傾向について解説していきます。(過去データは当該レースで1~3着に入った馬のみで集計)
前走クラス
前走G2&G1に出走していた馬が30頭中15頭。他では3勝クラスが8頭でOP特別が5頭となっています。
ちなみに、前走3勝クラスでは8頭中7頭が前走3番人気以内で3着以内、OP特別では全5頭が4番人気以内となっています。
前走からの間隔
中5週~中9週が30頭中7頭、中10週以上が8頭、さらに半年以上の休み明けが2頭おり、中5週以上の合計が17頭となっています。また、中4週が9頭となっています。
また、中10週~中25週の全8頭が前走で5番人気以内に支持されています。
前走人気
前走1~3番人気で30頭中18頭となっており、全18頭中13頭が前走3着以内となっています。また前走4番人気以降の馬の場合、前走着順はあまり気にしなくて大丈夫です。
前走着順
前走1~4着までで30頭中20頭を占めています。また、前走6~9着が8頭います。
前走脚質
前走の脚質別では、先行&差しが30頭中25頭と他の脚質を圧倒しており、逃げ馬の3着以内は1回もありません。
また、前走4角の位置ですが、7番手以内が30頭中21頭、10番手以内が27頭となっており、前走で11番手より後ろにいた馬にはあまりチャンスが無いと言えます。
前走距離
前走の距離は、2,200m~2,400mが30頭中21頭、次いで2,000mの5頭となっています。
また、前走2,400mの12頭中8頭が前走3番人気以内で3着以内に好走しており、前走2,000mの全5頭は前走で4番人気以内に支持されています。
アルゼンチン共和国杯のデータまとめ
アルゼンチン共和国杯2021における過去データを分析した結果、好走する条件は主に下記の通りとなっています。
これらの好走条件を踏まえてぽんちゃんの勝手きままな印は下記の通りです。
◎オーソリティ
〇フライライクバード
▲アンティシペイト
△マイネルウィルトス
△サトノソルタス
△ボスジラ
アルゼンチン共和国杯2021の結果
1着 ◎オーソリティ 1人気
2着 △マイネルウィルトス 4人気
3着 〇フライライクバード 3人気
単勝 10 300円
馬連 10-12 1,420円
3連複 5-10-12 2,640円
ほぼ人気通りの決着となりましたが、◎オーソリティは長期休養明けでしたが危なげない競馬で2.1/2馬身差の快勝でした。これで昨年に続いてアルゼンチン共和国杯2連覇となりましたが、次走は何処に行くのでしょうか?
個人的には有馬記念よりもジャパンカップに行って欲しい気がします。右回りよりも左回りの方が合っているような気がします。
●3歳~5歳が優勢で7歳以上は出番なし
●前走G2&G1が30頭中15頭を占める
●中5週以上が30頭中17頭を占める
●先行&差し馬が断然有利
●前走1~3番人気が狙い目
●前走着順は1~4着が狙い目
●前走での脚質は先行&差しが圧倒的に優勢
●前走距離は2,000m~2,400m