1月の中山競馬場を舞台に行われる3歳牝馬限定の重賞、フェアリーステークス。
過去10年間のデータで見直すと、長年続いていた「ある定説」が昨年ついに破られたことがわかります。
しかし、相変わらず「1番人気が勝てない」という波乱の傾向は継続中なんです。
レース基本情報
- レース名: フェアリーステークス (GIII)
- 開催場: 中山競馬場 芝1600m(外回り)
- 格付け: GIII(3歳牝馬・馬齢)
- 特徴: スタート地点がコーナーに近く、序盤のポジション争いが激しい。ゴール前の急坂も相まって、タフなマイラーとしての資質が問われる。
過去10年の優勝馬一覧(2016~2025)
| 開催年 | 優勝馬 | 性齢 | 騎手 | 人気 |
| 2025年 | エリカエクスプレス | 牝3 | 戸崎圭太 | 2人気 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年 | イフェイオン | 牝3 | 西村淳也 | 5人気 |
| 2023年 | キタウイング | 牝3 | 杉原誠人 | 11人気 |
| 2022年 | ライラック | 牝3 | M.デムーロ | 5人気 |
| 2021年 | ファインルージュ | 牝3 | C.ルメール | 3人気 |
| 2020年 | スマイルカナ | 牝3 | 柴田大知 | 3人気 |
| 2019年 | フィリアプーラ | 牝3 | 丸山元気 | 3人気 |
| 2018年 | プリモシーン | 牝3 | 戸崎圭太 | 2人気 |
| 2017年 | ライジングリーズン | 牝3 | 丸田恭介 | 10人気 |
| 2016年 | ビービーバーレル | 牝3 | 石橋脩 | 3人気 |
枠順分析
| 枠順 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
| 1枠 | 2 | 0 | 4 | 13 | 10.5% | 10.5% | 31.6% |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2枠 | 0 | 3 | 0 | 16 | 0.0% | 15.8% | 15.8% |
| 3枠 | 1 | 1 | 2 | 16 | 5.0% | 10.0% | 20.0% |
| 4枠 | 1 | 2 | 1 | 16 | 5.0% | 15.0% | 20.0% |
| 5枠 | 1 | 2 | 0 | 17 | 5.0% | 15.0% | 15.0% |
| 6枠 | 1 | 0 | 1 | 18 | 5.0% | 5.0% | 10.0% |
| 7枠 | 2 | 1 | 2 | 15 | 10.0% | 15.0% | 25.0% |
| 8枠 | 2 | 1 | 0 | 17 | 10.0% | 15.0% | 15.0% |
【考察】
最内1枠が複勝率30%超えと優秀なのは定石通りですが、注目すべきは7枠・8枠の外枠勢です。この2枠だけで計4勝を挙げています。キャリアの浅い馬同士のレースでは、揉まれにくい外枠がプラスに働くケースが多く、外枠を嫌う必要はありません。
注目ポイント
- 1枠は買い: 最内枠に入った馬は無条件で評価アップ。
- 外枠(7・8枠)は勝率が高い: 単勝を狙うなら外枠も有力。
- 2枠は勝ち切れない: 2着が3回あるものの、勝利はありません。
人気分析
| 人気 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
| 1番人気 | 0 | 2 | 0 | 8 | 0.0% | 20.0% | 20.0% |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2番人気 | 2 | 0 | 0 | 8 | 20.0% | 20.0% | 20.0% |
| 3番人気 | 4 | 0 | 0 | 6 | 40.0% | 40.0% | 40.0% |
| 4-6番人気 | 2 | 4 | 5 | 19 | 6.7% | 20.0% | 36.7% |
| 7-9番人気 | 0 | 3 | 5 | 22 | 0.0% | 10.0% | 26.7% |
| 10番人気~ | 2 | 1 | 0 | 65 | 2.9% | 4.4% | 4.4% |
【考察】
1番人気は10連敗中。複勝率もわずか20%と、信頼度はGIIIの中でも最低レベルです。逆に3番人気が4勝とエース級の活躍。基本は「中穴」狙い、そして「超大穴(10番人気以下)」の頭まで警戒するスタンスが正解です。
注目ポイント
- 1番人気は疑う: オッズ1倍台でも過信禁物。
- 3番人気が軸の筆頭: 最も勝率が高いゾーンです。
- ヒモ荒れ狙い: 4~9番人気が2・3着に頻繁に絡みます。
前走距離別成績
| 前走距離 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
| 1200m | 0 | 2 | 0 | 13 | 0.0% | 13.3% | 13.3% |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1400m | 1 | 1 | 3 | 30 | 2.9% | 5.7% | 14.3% |
| 1600m | 8 | 5 | 5 | 69 | 9.2% | 14.9% | 20.7% |
| 1800m~ | 1 | 2 | 2 | 16 | 4.8% | 14.3% | 23.8% |
【考察】
勝ち馬の8割が前走もマイル(1600m)を走っていました。距離短縮組(1800m以上)も複勝率は悪くありませんが、勝率はマイル組に劣ります。苦戦しているのは1200mからの延長組で、勝利なし。スタミナが要求される中山マイルでは厳しいようです。
注目ポイント
- 同距離ローテが王道: 前走1600m組を中心に組み立てる。
- スプリント組は消し: 1200mからの延長は割引材料。
前走着順別傾向
| 前走着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
| 1着 | 6 | 4 | 8 | 53 | 8.5% | 14.1% | 25.4% |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2着 | 0 | 1 | 2 | 4 | 0.0% | 14.3% | 42.9% |
| 3着 | 1 | 2 | 0 | 10 | 7.7% | 23.1% | 23.1% |
| 4-5着 | 0 | 1 | 0 | 14 | 0.0% | 6.7% | 6.7% |
| 6着以下 | 3 | 2 | 0 | 47 | 5.8% | 9.6% | 9.6% |
【考察】
前走1着馬が最多の6勝。やはり「勝った勢い」は重要です。しかし、前走6着以下からの巻き返しで3勝している点も見逃せません。これらは主に「重賞で大敗した馬」の巻き返しです。
注目ポイント
- 前走勝利馬を評価: 基本はここから入るのがセオリー。
- 大敗馬の取捨: 前走が重賞なら、着順が悪くても見直しが必要。
前走クラス別成績
| 前走クラス | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
| 重賞 | 3 | 0 | 2 | 28 | 9.1% | 9.1% | 15.2% |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1勝(500万) | 2 | 9 | 0 | 43 | 3.7% | 20.4% | 20.4% |
| 未勝利 | 4 | 1 | 3 | 30 | 10.5% | 13.2% | 21.1% |
| 新馬 | 1 | 0 | 5 | 18 | 4.2% | 4.2% | 25.0% |
【考察】
長らく「新馬組は勝てない」と言われてきましたが、2025年にエリカエクスプレスが優勝し、そのジンクスを破りました。しかし、依然として勝率・連対率は低め。最も勝率が良いのは前走・未勝利戦組です。また、1勝クラス組は勝ち切れないものの、2着が9回と非常に多く、連軸に向いています。
注目ポイント
- 未勝利上がりは勝てる: 最多の4勝。格下意識は不要。
- 1勝クラス組は2着候補: 勝ちきれないが馬券にはなる。
- 新馬組の評価: 昨年勝ったものの、基本は「3着候補」が無難か。
前走脚質別傾向
| 前走脚質 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
| 逃げ | 2 | 1 | 0 | 16 | 10.5% | 15.8% | 15.8% |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 先行 | 3 | 5 | 7 | 41 | 5.4% | 14.3% | 26.8% |
| 中団 | 3 | 3 | 2 | 44 | 5.8% | 11.5% | 15.4% |
| 後方 | 2 | 1 | 1 | 27 | 6.5% | 9.7% | 12.9% |
【考察】
どの脚質からも勝ち馬が出ていますが、先行勢の複勝率が最も安定しています。開幕直後の中山でポジションを取れるアドバンテージは大きいです。一方で、後方からの追い込みも決まっており、展開次第では一発があります。
注目ポイント
- 先行力は正義: 前目で運べる馬を重視。
- 逃げ馬の一発: 単勝回収率は高い傾向にあります。
まとめ
ここまでのデータ分析から、フェアリーステークスを攻略するための重要ポイントをまとめます!
- 「1番人気」は危険信号:過去10年未勝利。軸にするなら3番人気が最適。
- 「前走未勝利勝ち」の馬を狙え:勝率10%超えで、妙味も十分。
- 枠順は「1枠」か「外枠(7・8枠)」:両極端な枠が好成績。
- 「新馬勝ち」直後の馬は一考:昨年ジンクスが破られたが、まだ信頼度は低め。ヒモまで。
- 前走1600m組が中心:距離延長組(1200m→1600m)は軽視してOK。

