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今週の日曜日、阪神競馬場ではG1エリザベス女王杯が行われますが、福島競馬場では第57回福島記念G3が行われます。
福島と言えば、この時期はローカル開催になり、中央開催の2競馬場に出走しない馬が福島競馬場に来てレースを行っています。もっとも、ローカル開催になれば格下の条件(1勝馬クラス)のレースが多くなるため、現在1勝クラスで伸び悩んでいる馬にとっては勝ち上がるチャンスでもあります。
そして、今週末の福島記念ですが、ローカル開催&小回りコースになるため、あまり一線級の馬は出走しません。ただ、福島巧者や小回り巧者などが多数参戦してくるため、コース適性の読みが馬券的中の鍵となりそうです。
福島記念の過去10年間のデータ
ここからは、福島記念(福島芝2,000m)の過去10年間における各種データを分析した結果について解説していきます。
枠番別
4.6.8枠に入った馬の成績があまり良くないですね。比較的内枠が有利なレースとなっています。
当日の人気別
当日1~2番人気で(7.4.4.5)となっており、勝率35.0%、連対率55.0%、複勝率は何と75.0%と高い水準を維持しています。3番人気まで入れても(8.6.5.11)と信頼できる数字となっています。ただ、6~7番人気の中からも勝馬が出ているため、この辺りの人気馬まではチャンスがありそうです。
世代別
世代別では、3~4歳で(5.5.4.25)、5~6歳で(5.4.4.65)と、3~4歳勢が優勢のレースとなっています。ちなみに、7~8歳では3頭が3着以内に入っていますが、勝ちきるまでは厳しいようです。
所属別
所属別では調教師&騎手ともに東西であまり差がありません。
福島記念の過去10年間の前走データ
ここからは、福島記念2021において、前走の各種データ別から見えてきた傾向について解説していきます。(過去データは当該レースで1~3着に入った馬のみで集計)
前走クラス
前走G2が30頭中12頭、G1&G3が各4頭となっています。また、前走OP特別が6頭、3勝クラスが4頭となっています。
前走からの間隔
前走からの間隔別では、中5週~中9週が30頭中13頭、中10週以上が6頭ですが、中10週以上の馬では過去10年2着が最高成績となっています。
ちなみに、中5週~中9週が5勝、中3週が4勝となっています。
前走人気
前走の人気別では、何と前走6~9番人気が30頭中11頭と多く、また前走10番人気以下も7頭となっており、前走6番人気以下の馬では過去10年間で7勝2着6回、3着5回となっています。
前走あまり人気の無かった馬から入るのも十分ありなデータとなっています。
前走着順
前走人気に続いて、前走着順でも前走6着以下の馬が30頭中15頭と、半分を占めています。
前走脚質
前走の脚質別では、先行&差しがそれぞれ10頭ずつとなっています。
前走斤量
福島記念はハンデ戦という事で、前走から斤量が減少していた馬が30頭中21頭、逆に前走から斤量が増加していた馬が5頭となっています。ちなみに、斤量減は-3kg以上までありますが、斤量増は1.5㎏までが許容範囲となっています。
前走距離
前走の距離別では、2,000m(15頭)、2,200m(6頭)、以下1,800m、1,600mと続いています。
福島記念のデータまとめ
福島記念2021における過去データを分析した結果、好走する条件は主に下記の通りとなっています。
これらの好走条件を踏まえてぽんちゃんの勝手きままな印は下記の通りです。(枠順発表後に掲載)
◎ステイフーリッシュ
〇ヴァンケドミンゴ
▲パンサラッサ
△ブラヴァス
△ココロノトウダイ
△サトノエルドール
穴エフェクトオン
福島記念2021の結果
1着 ▲パンサラッサ 5人気
2着 無ヒュミドール 6人気
3着 無アラタ 1人気
単勝 8 900円
馬連 8-12 4,470円
3連複 8-10-12 7,500円
さすがローカルのハンデ重賞だけあって、一筋縄ではいきませんね。パンサラッサが最初の1,000mを57.3秒のハイペースで進めながらも、最後は2着に4馬身差をつけての逃げ切り勝ち。恐れ入りました。
私の◎ステイフーリッシュですが、最後の直線で伸びてくるかと思いきや伸びきれず4着。前走からの1.5㎏増が堪えたのかも知れませんね。
●3歳~4歳が優勢
●前走6番人気以下の馬の激走が目立つ
●前走6着以下の馬の巻き返し有り
●前走からの斤量減が優勢