フェブラリーステークスの前哨戦として名高いこのレース。
ここをステップにGIへと羽ばたいた名馬も数多く、予想の醍醐味が詰まった一戦です。
初心者の方から、データ派のベテランまで、根岸ステークスの予想に役立つ情報をお届けしますね。
レース基本情報
根岸ステークスは、東京競馬場のダート1400mで行われる4歳以上の重賞(GIII)です。最大の特徴は、ダート1300m地点からスタートし、長い直線が待ち受けるコースレイアウト。スピードはもちろんのこと、冬の重いダートを最後まで走り抜くスタミナと持続力が必要とされます。
- 開催場: 東京競馬場
- 距離: ダート1400m(左回り)
- 格付け: GIII(別定戦)
- 時期: 1月下旬〜2月上旬(フェブラリーSの最重要ステップ)
【考察】
このレースは単なる短距離戦ではなく、東京の長い直線を攻略する「底力」が試されます。別定戦ということもあり、実績馬が順当に力を発揮しやすい一方で、フェブラリーSを見据えた馬とここが勝負の馬との温度差を見極めるのが的中への近道です。
注目ポイント
- フェブラリーSと同じ東京コースで行われる重要な前哨戦
- スピード決着になりやすいが、最後の直線での失速も多い
- 実績馬には厳しい斤量が課されることもある別定戦
過去10年の優勝馬一覧
まずは過去10年の歴代王者を振り返ってみましょう。
| 開催年 | 優勝馬 | 性齢 | 騎手 | 人気 |
| 2025年 | コスタノヴァ | 牡5 | 横山武史 | 2 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年 | エンペラーワケア | 牡4 | 川田将雅 | 1 |
| 2023年 | レモンポップ | 牡5 | 戸崎圭太 | 1 |
| 2022年 | テイエムサウスダン | 牡5 | 岩田康誠 | 6 |
| 2021年 | レッドルゼル | 牡5 | 川田将雅 | 1 |
| 2020年 | モズアスコット | 牡6 | C.ルメール | 3 |
| 2019年 | コパノキッキング | セ4 | O.マーフィー | 2 |
| 2018年 | ノンコノユメ | セ6 | 内田博幸 | 6 |
| 2017年 | カフジテイク | 牡5 | 福永祐一 | 1 |
| 2016年 | モーニン | 牡4 | 戸崎圭太 | 1 |
【考察】
顔ぶれを見ると、後にGIを勝つような実力派がズラリと並んでいます。人気薄の激走もありますが、基本的には1番人気や2番人気といった上位勢が強く、大崩れしにくい傾向があります。特に5歳馬の充実ぶりが目立っており、この路線の王道と言えるでしょう。
注目ポイント
- 1番人気が10年中5勝と、軸としての信頼度はかなり高い
- 近年は戸崎騎手や川田騎手など、リーディング上位の活躍が顕著
- 優勝馬の多くが後にフェブラリーSでも好走している
年齢別データ分析
次に、どの世代が有利なのかを数字で見てみましょう。
| 年齢 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
| 4歳 | 3 | 2 | 2 | 11 | 16.7% | 27.8% | 38.9% |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 5歳 | 5 | 3 | 2 | 28 | 13.2% | 21.1% | 26.3% |
| 6歳 | 2 | 2 | 4 | 34 | 4.8% | 9.5% | 19.0% |
| 7歳 | 0 | 1 | 0 | 29 | 0.0% | 3.3% | 3.3% |
| 8歳以上 | 0 | 2 | 2 | 24 | 0.0% | 7.1% | 14.3% |
【考察】
4歳馬と5歳馬で過去10年のうち8勝を占めており、若い世代の勢いが圧倒的です。特に4歳馬は複勝率が4割近くあり、勢いに乗って重賞に挑んでくる馬は無視できません。逆に7歳を過ぎると勝率はゼロとなっており、高齢馬には厳しい現実が突きつけられています。
注目ポイント
- 4歳馬・5歳馬の「若さ」と「鮮度」が最大の武器
- 7歳以上の高齢馬は、勝つまでは至らず紐(2・3着)までの評価が妥当
- 充実期の5歳馬が勝利数で最多となっており、最も狙いやすい
枠順分析
コース形態からくる有利不利はあるのでしょうか。
| 枠順 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
| 1枠 | 0 | 2 | 2 | 15 | 0.0% | 10.5% | 21.1% |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2枠 | 2 | 0 | 0 | 17 | 10.5% | 10.5% | 10.5% |
| 3枠 | 0 | 3 | 1 | 16 | 0.0% | 15.0% | 20.0% |
| 4枠 | 1 | 2 | 3 | 14 | 5.0% | 15.0% | 30.0% |
| 5枠 | 1 | 1 | 1 | 16 | 5.3% | 10.5% | 15.8% |
| 6枠 | 3 | 0 | 1 | 16 | 15.0% | 15.0% | 20.0% |
| 7枠 | 1 | 1 | 2 | 16 | 5.0% | 10.0% | 20.0% |
| 8枠 | 2 | 1 | 0 | 16 | 10.5% | 15.8% | 15.8% |
【考察】
東京ダート1400mは芝スタートのため、外枠の方が芝を走る距離が長く有利とされますが、データ上は6枠が3勝と好成績。極端な内枠(1枠・3枠)は勝ち切れていません。包まれるリスクを回避しつつ、スムーズに直線へ出せる真ん中から外寄りの枠が理想的です。
注目ポイント
- 6枠が勝率15%とトップ。外すぎない中枠〜外枠が好走傾向
- 1枠・3枠の勝ち星はなく、内枠で詰まるリスクは考慮すべき
- 4枠は複勝率30%と高く、安定した成績を残している
人気分析
ファンの支持がどれだけ結果に結びついているかを確認します。
| 人気 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
| 1番人気 | 5 | 2 | 0 | 3 | 50.0% | 70.0% | 70.0% |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2番人気 | 2 | 1 | 4 | 3 | 20.0% | 30.0% | 70.0% |
| 3番人気 | 1 | 3 | 0 | 6 | 10.0% | 40.0% | 40.0% |
| 4〜6人気 | 2 | 3 | 3 | 22 | 6.7% | 16.7% | 26.7% |
| 7〜9人気 | 0 | 0 | 2 | 28 | 0.0% | 0.0% | 6.7% |
| 10人気〜 | 0 | 1 | 1 | 64 | 0.0% | 1.5% | 3.0% |
【考察】
1番人気の勝率50%、複勝率70%は非常に高い数字です。1・2番人気を合わせると複勝率は70%に達し、上位陣が非常に堅実なレースです。一方で、中穴(4〜6人気)の食い込みも十分にあり、3連単などで高配当を狙うなら、ここをうまく絡めるのが秘訣でしょう。
注目ポイント
- 1番人気の信頼度は現行重賞の中でもトップクラス
- 9番人気以下の勝ち星は過去10年ゼロ。極端な穴狙いは禁物
- 2番人気は3着が多い(4回)点に注意。相手には必ず入れるべき
前走距離別成績
ローテーションの重要性を探ります。
| 前走距離 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
| 1200m | 3 | 2 | 0 | 36 | 7.3% | 12.2% | 12.2% |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1400m | 2 | 5 | 6 | 59 | 2.8% | 9.7% | 18.1% |
| 1600m | 3 | 2 | 0 | 14 | 15.8% | 26.3% | 26.3% |
| 1800m | 2 | 1 | 4 | 15 | 9.1% | 13.6% | 31.8% |
【考察】
最も注目すべきは前走1600m組。勝率・連対率ともに他を圧倒しています。距離短縮で臨む馬の方が、東京1400m特有のタフな流れに対応しやすいようです。逆に、同距離(1400m)からの参戦馬は出走数こそ多いですが、勝率は意外にも低い結果が出ています。
注目ポイント
- 前走マイル(1600m)からの距離短縮組が最大の狙い目
- 前走1800m組も複勝率31.8%と高く、スタミナのある馬が有利
- 1200m組はスピード負けすることもあり、過信は禁物
前走着順別傾向
勢いそのままに勝てるのか、それとも巻き返しがあるのか。
| 前走着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
| 前走1着 | 3 | 2 | 1 | 17 | 13.0% | 21.7% | 26.1% |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 前走2着 | 2 | 0 | 1 | 9 | 16.7% | 16.7% | 25.0% |
| 前走3着 | 1 | 1 | 0 | 12 | 7.1% | 14.3% | 14.3% |
| 前走4〜5着 | 2 | 4 | 2 | 22 | 6.7% | 20.0% | 26.7% |
| 前走6〜9着 | 1 | 3 | 5 | 31 | 2.5% | 10.0% | 22.5% |
| 前走10着〜 | 1 | 0 | 1 | 38 | 2.5% | 2.5% | 5.0% |
【考察】
前走で2着以内に入っていた馬が安定した成績を残しています。特に前走で「着差なし」の接戦を演じていた馬や、0.6秒以上の大差で快勝していた馬の期待値は跳ね上がります。一方で、前走で大敗した馬(10着以下)からの巻き返しは非常に難しくなっています。
注目ポイント
- 前走連対(1・2着)馬が順当に好走するパターンが多い
- 4〜9着からの巻き返しも意外と多く、掲示板前後の馬は警戒
- 前走10着以下の馬は、過去10年で1勝のみと大逆転は稀
前走クラス別成績
どのレベルのレースから来た馬が強いのでしょうか。
| 前走クラス | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
| GI組 | 3 | 2 | 1 | 11 | 17.6% | 29.4% | 35.3% |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| GII組 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
| GIII組 | 4 | 2 | 1 | 27 | 11.8% | 17.6% | 20.6% |
| OPEN非L | 0 | 6 | 5 | 37 | 0.0% | 12.5% | 22.9% |
| 3勝クラス | 1 | 0 | 1 | 9 | 9.1% | 9.1% | 18.2% |
【考察】
前走GI組(主にチャンピオンズCやJBCスプリント)が格の違いを見せています。また、GIII組(武蔵野SやカペラSなど)からも勝ち馬が多く出ており、重賞経由が基本路線です。オープン特別組は勝ててはいませんが、2・3着には多く食い込んでおり、穴馬として要注意です。
注目ポイント
- 格上のGI組は複勝率35.3%と強力。迷わず買い目に入れるべき
- オープン特別組は「勝ち切れないが2・3着には来る」ヒモ荒れの主役
- 前走GII組の参戦はほぼなく、基本は重賞かオープンのローテ
前走脚質別傾向
どのような戦法で挑んだ馬が有利なのでしょうか。
| 前走脚質 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
| 逃げ | 0 | 1 | 0 | 12 | 0.0% | 7.7% | 7.7% |
| 先行 | 4 | 3 | 0 | 34 | 9.8% | 17.1% | 17.1% |
| 差し | 3 | 4 | 5 | 46 | 5.2% | 12.1% | 20.7% |
| 追込 | 3 | 2 | 5 | 30 | 7.5% | 12.5% | 25.0% |
【考察】
前走で先行していた馬が最多の4勝を挙げていますが、複勝率で見ると中団・後方の差し馬勢も引けを取りません。東京の長い直線を考慮すると、前走でじっくり脚を溜めていた馬が、ここでも末脚を爆発させるケースが目立ちます。逃げ馬にはかなり厳しい展開になる傾向があります。
注目ポイント
- 前走「逃げ」た馬の勝利はゼロ。先行〜中団が理想のポジション
- 後方一気も決まるが、基本は先行して押し切る馬が勝利に近い
- 前走で先行し、今回も先行できそうな実力馬が最も堅実
まとめ:根岸ステークス攻略の鍵
- 1番人気は鉄板級: 軸にするなら迷わず上位人気から。
- 5歳以下の若駒を狙え: 4歳・5歳馬が勝利の8割を独占。
- 距離短縮組が有利: 前走1600m(マイル)組が好走の王道。
- 前走GI組の格を信頼: レベルの高いレースを経験した馬が強い。
- 6枠がラッキーゲート: 枠順では真ん中より外目を重視。
- 先行〜中団の馬がベスト: 直線勝負に持ち込める持続力のある馬。

