今週日曜日には阪神競馬場で第27回秋華賞(G1・芝2,000m)が行われます。この秋華賞は牝馬クラシックの最終戦となっており、今年の牝馬2冠のスターズオンアーズも出走を予定しています。ただ、スターズオンアースは骨折明けからの復帰初戦という事も有り、その仕上がり具合が気になるところです。
また、牝馬戦という事も有り、なかなか一筋縄ではいかない感じもあるため、伏兵馬の台頭も十分考えられるレースとなっていますね。
秋華賞の過去10年間のデータ
ここからは、秋華賞の過去10年間における各種データを分析した結果について解説していきます。
当日1番人気~4番人気
過去10年間で当日1番人気~4番人気馬の成績は10-7-3-20と勝率25.0%、複勝率50.0%と良好な成績を収めています。ただ、3着には当日4番人気以下の馬が7頭も入っているため、馬券の中心は当日1~4番人気の中から、3連の相手は手広く流す必要がありそうです。
栗東所属騎手&所属馬が圧倒的に優勢
過去10年間で栗東所属騎手の成績は9-7-10-95と勝率7.4%、複勝率21.5%、さらに栗東所属馬の成績が8-6-10-82と勝率7.5%、複勝率22.6%となっており、それぞれ美浦所属の2.0%&8.0%と2.9%&8.7%を大きく上回っています。
関西圏でのレースとは言え、秋華賞は3歳牝馬クラシックですが、栗東所属の活躍が目立っています。
前走G3は前走5着以内
過去10年間で3着以内に入った馬全30頭中、前走でG3を走っていた馬はのべ5頭ですが、5頭全てが前走G3で5着以内に入っていました。
そのため、前走G3で6着以下に敗れている馬にとってはかなり厳しいレースと言えます。
前走G2は前走5着以内
過去10年間で3着以内に入った馬全30頭中、前走でG2を走っていた馬はのべ14頭ですが、うち12頭が前走G2で5着以内に入っていました。
そのため、前走でG2を走っており6着以下に敗れていた馬にとってはちょっと厳しいレースとなっています。
前走G1は前走3着以内
過去10年間で3着以内に入った馬全30頭中、前走でG1を走っていた馬はのべ4頭ですが、4頭全てが前走G1で3着以内に入っていました。
前走でG1を走っていた馬は、前走のG1を好走していたことが条件になりそうです。
前走1番人気~4番人気
過去10年間で3着以内に入った馬全30頭中、前走1番人気~4番人気に支持されていた馬はのべ24頭となっており、10勝2着8回3着6回となっていました。
前走のクラスがどうであれ、前走である程度上位人気に支持されていない馬にとってはかなり厳しいレースとなっています。
前走1着~4着
過去10年間で3着以内に入った馬全30頭中、前走1着~4着に入っていた馬はのべ26頭となっており、10勝2着8回3着8回という成績でした。
前走のクラスがどうであれ、前走である程度上位入線していない馬には厳しいレースと言えそうです。
前走着差は0.9秒以内
過去10年間で3着以内に入った馬全30頭中、前走で勝っているか、または負けても勝ち馬から0.9秒以内だった馬が28頭となっていました。
そのため、前走がどのようなレースで合っても勝ち馬から1.0秒以上離されて負けていた馬にはかなり厳しいレースとなっています。
秋華賞のデータまとめ
秋華賞2022における過去データを分析した結果、好走する条件は主に下記の通りとなっています。
[box class=”green_box” title=”秋華賞2022″]●当日1番人気~4番人気
●栗東所属騎手&所属馬が圧倒的に優勢
●前走G3&G2は前走5着以内
●前走G1は前走3着以内
●前走1番人気~4番人気
●前走1着~4着
●前走着差は0.9秒以内[/box]
これらの好走条件を踏まえてぽんちゃんの勝手きままな印は下記の通りです。(枠順発表後に掲載)
◎スターズオンアース
〇ナミュール
▲アートハウス
△スタニングローズ
△ウインエクレール
穴ライラック
秋華賞2022の結果
1着 △スタニングローズ
2着 〇ナミュール
3着 ◎スターズオンアース
単勝 7 570円
馬連 7-8 990円
3連複 7-8-9 1,090円
今年の秋華賞は3番人気のスタニングローズが先行集団から抜け出して勝ちました。2着には中団後方から追い上げたナミュールが入り、3冠を狙った1番人気スターズオンアースはスタートでの出遅れが響いて追い込み届かずの3着となりました。