ターコイズステークス2025過去10年間のデータ分析

年の瀬も押し迫るこの時期、中山競馬場を彩る牝馬限定のハンデ重賞「ターコイズステークス」。

「荒れるハンデ戦」として名高いこのレース、一筋縄ではいかない難解さに頭を抱えている人も多いんじゃないでしょうか？

そんなあなたに、過去10年（2015年～2024年）のデータを徹底的に洗い出してみたので、是非参考にしてください。

レース基本情報

• レース名: ターコイズステークス (GIII)
• 開催場: 中山競馬場
• 距離: 芝1600m（右回り）
• 格付け: GIII（2017年に新設重賞から昇格）
• 条件: 3歳以上オープン（牝馬限定）、ハンデ戦

過去10年の優勝馬一覧

開催年	優勝馬	性齢	騎手	人気
2024年	アルジーヌ	牝4	西村淳	2
2023年	フィアスプライド	牝5	C.ルメール	1
2022年	ミスニューヨーク	牝5	M.デムーロ	2
2021年	ミスニューヨーク	牝4	M.デムーロ	4
2020年	スマイルカナ	牝3	柴田大知	1
2019年	コントラチェック	牝3	C.ルメール	3
2018年	ミスパンテール	牝4	横山典弘	5
2017年	ミスパンテール	牝3	横山典弘	5
2016年	マジックタイム	牝5	C.ルメール	1
2015年	シングウィズジョイ	牝3	戸崎圭太	11

年齢別データ分析

年齢	1着	2着	3着	着外	勝率	連対率	複勝率
3歳	4	2	1	37	9.1%	13.6%	15.9%
4歳	3	7	5	38	5.7%	18.9%	28.3%
5歳	3	1	2	41	6.4%	8.5%	12.8%
6歳	0	0	2	14	0.0%	0.0%	12.5%
7歳上	0	0	0	12	0.0%	0.0%	0.0%

【考察】4歳馬が最強世代だね。複勝率28.3%は頭一つ抜けている。3歳馬は勝ち星こそ多いけど、出走数の割に好走率はそこまで高くないから過信は禁物。一方で6歳以上になると連対（2着以内）がゼロという厳しいデータが出ている。高齢馬には少し厳しいレースと言えそうだね。

注目ポイント

• 軸は4歳馬: 馬券の中心は充実期の4歳勢で決まり。
• 3歳馬はピンキリ: 勝つ力はあるが、安定感には欠ける。
• 6歳以上は割り引き: ベテラン勢は3着拾いまでか。

枠順分析

枠番	1着	2着	3着	着外	勝率	連対率	複勝率
1枠	1	1	1	17	5.0%	10.0%	15.0%
2枠	1	0	1	18	5.0%	5.0%	10.0%
3枠	2	1	2	15	10.0%	15.0%	25.0%
4枠	2	3	1	14	10.0%	25.0%	30.0%
5枠	1	2	0	17	5.0%	15.0%	15.0%
6枠	0	1	0	19	0.0%	5.0%	5.0%
7枠	2	1	3	14	10.0%	15.0%	30.0%
8枠	1	1	2	16	5.0%	10.0%	20.0%

【考察】一般的に不利と言われる外枠（7枠・8枠）が意外と健闘しているんだ。特に7枠は複勝率30%と優秀。逆に最内1～2枠の成績が少し地味だね。真ん中の3～4枠が最もバランスよく走っている印象。中山マイル＝内枠有利という先入観だけで予想すると痛い目を見るかもしれないよ。

注目ポイント

• 中枠（3・4枠）が好調: 最も安定して走っているゾーン。
• 外枠も消せない: 7枠・8枠からの好走馬も多数。嫌う必要なし。
• 内枠過信は危険: 意外と包まれて終わるケースも？

人気分析

人気	1着	2着	3着	着外	勝率	連対率	複勝率
1人気	3	0	1	6	30.0%	30.0%	40.0%
2人気	2	1	0	7	20.0%	30.0%	30.0%
3人気	1	3	2	4	10.0%	40.0%	60.0%
4-6人気	3	3	1	23	10.0%	20.0%	23.3%
7-9人気	0	1	2	27	0.0%	3.3%	10.0%
10人気↓	1	2	4	63	1.4%	4.3%	10.0%

【考察】ここでの特筆すべき点は3番人気の安定感だね。複勝率60%は立派な数字。1番人気も悪くはないけど、絶対的な信頼までは置けない。そして見逃せないのが10番人気以下の激走。3着以内に入った回数が7回もあるんだ。紐荒れを狙うなら、人気薄の手広い流しが有効かもしれないね。

注目ポイント

• 3番人気が軸候補: 最も馬券に絡む確率が高い。
• 1番人気はまずまず: 勝つか飛ぶか、少し極端な傾向。
• 爆穴注意報: 二桁人気の馬が3着に突っ込んでくるパターンを警戒。

前走距離別成績

前走距離	1着	2着	3着	着外	勝率	連対率	複勝率
～1400m	1	1	1	31	2.9%	5.9%	8.8%
1600m	3	7	4	36	6.0%	20.0%	28.0%
1800m	3	2	3	30	7.9%	13.2%	21.1%
2000m	2	0	1	27	6.7%	6.7%	10.0%
2200m～	1	0	1	6	12.5%	12.5%	25.0%

【考察】短距離（1400m以下）からの参戦組は苦戦傾向だね。やっぱりマイルの重賞だけあって、同距離の1600m組か、距離短縮となる1800m組が主力だ。特に1600m組は連対数が圧倒的に多い。スタミナが必要な冬の中山だから、距離延長よりも短縮組の方がレースを運びやすいのかもしれないね。

注目ポイント

• スプリント路線組は軽視: 1400m以下からの延長は厳しい。
• 中心は1600m組: 最も馬券に絡む王道ローテ。
• 距離短縮もプラス: 1800m以上を使ってきた馬にもチャンスあり。

前走着順別傾向

前走着順	1着	2着	3着	着外	勝率	連対率	複勝率
1着	1	3	1	22	3.7%	14.8%	18.5%
2着	1	2	0	2	20.0%	60.0%	60.0%
3着	0	0	2	4	0.0%	0.0%	33.3%
4着	2	0	1	7	20.0%	20.0%	30.0%
5着	0	0	1	8	0.0%	0.0%	11.1%
6-9着	2	3	2	44	3.9%	9.8%	13.7%
10着↓	4	2	3	54	6.3%	9.5%	14.3%

【考察】なんと前走10着以下からの巻き返しが4勝もあるんだ。これはG1や重賞で大敗して、ここでハンデが軽くなったり相手関係が楽になって復活するパターンが多いからだね。逆に前走1着馬（昇級初戦など）は意外と勝ちきれていない。前走の着順だけで見限るのは危険だよ。

注目ポイント

• 大敗馬の復活: 前走二桁着順でも見限るな。
• 2着馬は優秀: 前走2着馬は複勝率60%と高い信頼度。
• 昇級馬は過信禁物: 前走勝ち馬の勝率は意外と低い。

前走脚質別傾向

前走脚質	1着	2着	3着	着外	勝率	連対率	複勝率
逃げ	0	0	1	10	0.0%	0.0%	9.1%
先行	3	5	2	31	7.3%	19.5%	24.4%
差し	5	2	5	58	7.1%	10.0%	17.1%
追込	2	3	2	40	4.3%	10.6%	14.9%

【考察】前走で先行していた馬の連対率が高めだね。中山コースは小回りだから、ある程度のポジションを取れる機動力が必要なんだろう。ただ、勝ち馬に関しては中団からの差し馬も多い。一方で、前走逃げた馬はここでは苦戦している。目標にされやすい逃げ馬より、好位で立ち回れる馬を狙いたいね。

注目ポイント

• 先行力は武器: 前走先行馬は安定感あり。
• 逃げ馬は割引: 逃げ切りは難しい傾向。
• 差しも届く: 勝ち切るなら中団待機組。

まとめ：ターコイズステークス2025

ここまでのデータ分析から、ターコイズステークスを攻略するための重要ポイントをまとめます!