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今年の師走競馬も残すところあと2週となってしまいました。来週には中山競馬場で有馬記念が行われ、その結果次第では今年の年度代表馬がほぼ確定する状況となっています。
そんな有馬記念の前週に中山競馬場で行われる重賞が第7回ターコイズステークス(G3)になります。このターコイズステークスは牝馬限定でしかもハンデ戦となっている事から、どうぞ荒れて下さいと言わんばかりのレースとなっています。
また、このターコイズステークスは2014年まではオープン特別で行われており、2015年から重賞に格上げされたレースでもあります。
ターコイズステークスの過去10年間のデータ
ここからは、オープン特別時代も含めたターコイズステークスの過去10年間における各種データを分析した結果について解説していきます。
枠番別
枠番別では他枠と比べ4枠の成績が飛び抜けて良好であり、逆に6枠の成績が今一つとなっています。
当日の人気別
当日1番人気は(3.0.1.6)、当日1~3番人気では(5.5.3.17)と勝率16.7%、連対率33.3%、複勝率43.3%と牝馬限定のハンデ戦としてはなかなか良い成績を残しています。
ただ、当日6番人気以下の馬もそこそこ馬券圏内に絡んでいるため、やはり一筋縄ではいかないレースとなっています。
世代別
3歳~4歳世代が他の世代を引き離しており、次いで5歳世代となっています。また、6歳世代は15頭が出走して3着が1回のみとなっています。
所属別
所属厩舎&所属騎手ともに、栗東所属が優勢となっています。
ターコイズステークスの過去10年間の前走データ
ここからは、ターコイズステークス2021において、前走の各種データ別から見えてきた傾向について解説していきます。(過去データは当該レースで1~3着に入った馬のみで集計)
前走クラス
前走でG1を走っている馬が全30頭中11頭、次いで前走3勝クラスが7頭、OPクラスが6頭となっています。
前走からの間隔
中5週~中9週が全30頭中16頭、中4週が6頭、中3週が4頭となっています。
前走人気
前走1番人気は全30頭中4頭に、前走2番人気も3頭と劣勢となっています。逆に前走6~9番人気が7頭、10番人気以下は何と10頭もいる事から、前走で下位人気の馬にも十分チャンスがありそうです。
前走着順
前走1着は全30頭中3頭、前走2着も4頭と、前走人気同様に劣勢となっています。逆に、前走6~9着が6頭、前走10着以下に敗れている馬が14頭もいる事から、前走着順は気にしなくても良さそうです。
前走脚質
前走脚質別では、逃げ以外はあまり差がありませんので、前走で逃げていた馬以外のどの馬にもチャンスがありそうです。
前走斤量
ターコイズステークスはハンデ戦なので、前走の斤量別のデータも掲載しておきます。前走から斤量が減少していた馬が全30頭中17頭、逆に斤量が増加していた馬が9頭となっています。また、前走からの斤量差が±1㎏以内が17頭となっています。
前走距離
前走1,600mが全30頭中13頭、次いで2,000mが6頭、以下1,800m、1,400m、2,200mと続いています。
ターコイズステークスのデータまとめ
ターコイズステークス2021における過去データを分析した結果、好走する条件は主に下記の通りとなっています。正直なところ、主だった狙い目が絞り切れないレースになりそうです。
これらの好走条件を踏まえてぽんちゃんの勝手きままな印は下記の通りです。(枠順発表後に掲載)
◎ミスニューヨーク
〇スマートリアン
▲フェアリーポルカ
△アンドラステ
△マルターズディオサ
穴アクアミラビリス
ターコイズステークス2021の結果
1着 ◎ミスニューヨーク
2着 △アンドラステ
3着 無ギルデッドミラー
単勝 2 680円
馬連 2-9 2,720円
3連複 2-9-15 26,380円
レースはハイペースの中、最後方からレースを進めた4番人気のミスニューヨークが最後の直線で大外から全馬をまとめて差し切りました。そして、2着にはトップハンデのアンドラステが中団から足を伸ばして入線。3着には13番人気のギルデッドミラーが入り3連複は万馬券の決着になりました。
●当日1~3番人気が狙い目も6番人気以下の穴馬にもチャンスあり
●3歳~4歳が優勢
●前走下位人気&下位着順馬にもチャンスあり
●前走からの斤量減がやや優勢