日本ダービーの興奮が冷めやらぬ中、今週の日曜日には東京競馬場5週連続G1開催での最後のG1、安田記念が行われます。
この安田記念は東京芝1,600mで行われるため、毎年マイル前後の距離を得意としている馬が数多く出走してきており、今年の出走登録馬を見るとG1馬のシュネルマイスターやサリオス、レシステンシアやダノンザキッドを始めとして、その他多彩なメンバーが登録していますね。
ただ、これと言った突出した馬がいないため、レース予想は難解になりそうです。
安田記念の過去10年間のデータ
ここからは、安田記念の過去10年間における各種データを分析した結果について解説していきます。
当日1番人気
過去10年間において、当日1番人気の成績は3-3-2-2と勝率30.0%、連対率60.0%、複勝率80.0%とかなり良好な成績を収めています。馬券圏内で言えば当日1番人気の信頼性は高いと思われます。
7歳以上は不振
過去10年間で7歳以上はのべ27頭が出走しており、その成績は0-1-1-25と勝率0.0%、連対率3.7%、複勝率7.4%とかなり不振となっています。
前走重賞組は前走5着以内
過去10年間で3着以内に入った馬全30頭中、前走で海外を含めた重賞レースに出走していた馬はのべ29頭おり、うち24頭が前走の重賞で5着以内に入っていました。(前走海外重賞に出走していた馬全3頭は前走の海外重賞で1着)
前走4番人気以内
過去10年間で海外重賞を除いて3着以内に入った馬全27頭中、前走4番人気以内に支持されていた馬はのべ22頭おり、9勝2着6回3着7回と良好な成績を収めています。
前走5着以内
過去10年間で3着以内に入った馬全30頭中、前走で5着以内に入っていた馬はのべ25頭おり、8勝2着8回3着9回と良好な成績を収めています。
勝ち馬は前走4角6番手以降
過去10年間で3着以内に入った馬全30頭中、前走4角5番手以内でレースを進めていた馬はのべ11頭で、その成績は2勝2着4回3着5回となっています。そのため、安田記念で勝つための条件としては、前走で4角6番手以降でレースを進めていた馬という事になります。
前走での着差は0.9秒以内
過去10年間で3着以内に入った馬全30頭中、前走で勝つか負けても勝馬から0.9秒差以内だった馬がのべ29頭となっています。前走で大敗している馬には厳しいレースとなっています。
安田記念のデータまとめ
安田記念2022における過去データを分析した結果、好走する条件は主に下記の通りとなっています。
[box class=”green_box” title=”安田記念2022″]●当日1番人気の信頼性は高い
●7歳以上は不振
●前走重賞組は前走5着以内
●前走4番人気以内
●前走5着以内
●勝ち馬は前走4角6番手以降
●前走で1着馬からの着差は0.9秒以内[/box]
これらの好走条件を踏まえてぽんちゃんの勝手きままな印は下記の通りです。有力馬多数によりかなり難解なレースになりそうです。
◎シュネルマイスター
〇イルーシヴパンサー
▲ファインルージュ
△ソングライン
△セリフォス
△ダノンザキッド
穴サリオス
安田記念2022の結果
1着 △ソングライン
2着 ◎シュネルマイスター
3着 穴サリオス
単勝 13 820円
馬連 9-13 1,740円
3連複 9-13-17 11,810円
今年の安田記念は4番人気のソングラインが、道中は中団後方待機から最後の直線で抜け出して待望のG1初勝利を挙げました。
そして、2着にはドバイ遠征からの帰国初戦となった2番人気のシュネルマイスターが追い込んできました。さすがはG1馬、海外遠征帰りでも力を発揮しました。
ちなみに、1番人気のイルーシヴパンサーはスタート後に行き脚が付かず最後方からの競馬。上がり3ハロンはエアロロノアと同じくメンバー最速でしたがあの位置からでは届かずの8着でした。