今週の日曜日に東京競馬場では第17回ヴィクトリアマイル(G1)が行われます。このヴィクトリアマイルは牝馬限定の東京芝1,600mで行われ、マイル前後の距離を得意とした牝馬18頭が出走を予定しています。
ここ2年間はグランアレグリア、アーモンドアイと単勝100円台の馬が1着となっていますが、元々は過去10年間で馬連万馬券が2回、馬連5,000円~9,999円台が3回と、そこは牝馬限定戦だけあってそこそこ荒れるレースとなっています。
今年は一昨年の牝馬三冠のデアリングタクトが約1年ぶりに出走してきますが、他にも大阪杯2着のレイパパレやスプリンターズS2着のレシステンシアなど個性的なメンバーも虎視眈々と1着を狙っており混戦が予想されます。
ヴィクトリアマイルの過去10年間のデータ
ここからは、ヴィクトリアマイルの過去10年間における各種データを分析した結果について解説していきます。
4歳~5歳勢が優勢
過去10年間で4歳~5歳勢が8勝2着9回3着9回と他世代をリードしています。若い世代が強いレースとなっています。
ちなみに、過去10年間で6歳以上で3着以内に入った馬4頭は全て当日5番人気以下となっており、うち3頭は栗東所属馬でした。
前走1~5番人気
過去10年間で3着以内に入った馬全30頭中、前走で1~5番人気に支持されていた馬が22頭となっており、10勝2着6回3着6回と良好な成績を収めています。
前走勝馬から1.0秒以上離されていた馬
過去10年間で3着以内に入った馬全30頭のうち、前走で勝馬から1.0秒以上離されて負けていた馬が6頭おり、うち3頭が前走でG1を走っていました。前日に行われるG2京王杯スプリングカップと同様で前走G1以外で1.0秒以上離されて負けていた馬には厳しいレースとなっています。
ヴィクトリアマイルのデータまとめ
ヴィクトリアマイル2022における過去データを分析した結果、好走する条件は主に下記の通りとなっています。
流石牝馬限定の重賞レースという事もあり、中々有効な過去データがありません。ここ2年の大本命馬がいたのとは対照的に、今年は波乱含みのレースになりそうな予感です。
[box class=”green_box” title=”ヴィクトリアマイル2022″]●4歳~5歳勢が優勢
●前走1~5番人気が優勢
●前走で勝馬から1.0秒以上離されて負けていた馬[/box]
これらの好走条件を踏まえてぽんちゃんの勝手きままな印は下記の通りです。(枠順発表後に掲載)
◎レイパパレ
〇ソングライン
▲ファインルージュ
△ソダシ
△デゼル
穴アカイイト
ヴィクトリアマイル2022の結果
1着 △ソダシ
2着 ▲ファインルージュ
3着 無レシステンシア
単勝 5 570円
馬連 5-11 2,010円
3連複 5-7-11 8,270円
今年のヴィクトリアマイルは4番人気のソダシが最後の直線で力強く抜け出して2着のファインルージュに2馬身差をつけて快勝しました。この馬にはマイルが合うのかもしれませんね。
それに比べて、1番人気のレイパパレは道中3番手に付けながら最後の直線では伸びを欠いての12着と大敗しました。スタートで躓いてスムーズさを欠いたのが影響したのでしょうか?