今週からG1レースの過去データ分析も当ブログ内で行っていきます。そのG1レースですが、今週の日曜日に阪神競馬場芝3,200mで天皇賞春が行われます。
この天皇賞春は芝G1では最長距離となっており、毎年ステイヤーが多数参戦してきています。ちなみに、今年の出走登録馬を見てみると、昨年の天皇賞春&暮れの有馬記念2着馬のディープボンド、昨年の菊花賞馬タイトルホルダーと、今のところこの2強の争いと思われているようです。
他の馬にはチャンスが無いのか?過去データではどのようになっているのか?とても興味深いですね。
天皇賞春の過去10年間のデータ
ここからは、天皇賞春の過去10年間における各種データを分析した結果について解説していきます。
5枠は不振
過去10年間で5枠に入った馬は計20頭いますが、2着が1回あるだけで他は全て4着以下に敗れています。単勝5.0倍のユーキャンスマイルや単勝5.3倍のキセキなど当時有力だった馬も馬券圏内に敗れている事から、5枠に入った馬は少し割引が必要です。
当日1~4番人気
過去10年間で当日1~4番人気の成績は(9-6-6-19)となっており、勝率22.5%、連対率37.5%、複勝率52.5%と良好な成績を収めているため、馬券の中心は当日1~4番人気が良さそうです。ただ、当日14番人気1着や当日13番人気2着などもある事から、相手は手広く流した方が良さそうです。
4歳~6歳勢が優勢
過去10年間で、4歳~6歳で10勝2着9回3着7回と他世代を圧倒しています。
前走G2は前走3着以内
過去10年間で3着以内に入った馬全30頭中25頭が前走でG2を走っており、うち20頭が前走G2で3着以内に入っていました。やはり天皇賞春はG1という事も有り、天皇賞春で好走するためには前走G2で好走している事が条件となっています。
前走1~4着以内
過去10年間で3着以内に入った馬全30頭中26頭が前走で4着以内に入っていました。そのため、前走で5着以下に敗れていた馬にはあまりチャンスが無いと言えます。
前走4角7番手以内
過去10年間の3着以内に入った馬の中で、前走4角7番手以内でレースを進めていた馬が全30頭中26頭、さらに天皇賞春の1着馬に限れば10頭中9頭が前走4角4番手以内でレースを進めていました。
天皇賞春は芝3,200mという事を考えると、例え前走と言えども極端な追い込みでは届かないという事が分かります。
天皇賞春のデータまとめ
天皇賞春2022における過去データを分析した結果、好走する条件は主に下記の通りとなっています。
[box class=”green_box” title=”天皇賞春2022″]●5枠は不振
●当日1~4番人気が狙い目
●4歳~6歳が優勢
●前走G2は前走3着以内
●前走1~4着以内
●前走4角7番手以内[/box]
これらの好走条件を踏まえてぽんちゃんの勝手きままな印は下記の通りです。(枠順発表後に掲載)
◎ディープボンド
〇アイアンバローズ
▲タイトルホルダー
△テーオーロイヤル
△シルヴァーソニック
穴ヒートオンビート
天皇賞春2022の結果
1着 ▲タイトルホルダー
2着 ◎ディープボンド
3着 △テーオーロイヤル
単勝 16 490円
馬連 16-18 520円
3連複 7-16-18 1,580円
今年の天皇賞春は2番人気のタイトルホルダーが最初の1,000mを60.5秒で入り1,000m~2,000mのラップを63.1秒まで落として最後の直線で後続を突き放して快勝しました。まさに昨年の菊花賞の再現でしたね。
1番人気の◎ディープボンドは3~4コーナーで激しく手綱が動くいつもの競馬でしたが、最後の直線でテーオーロイヤルを交わすのが精一杯でした。